事業を通じで町全体に活気を生み出したい

武州屋 / 佐野 信 (山梨県)

(自由大学クリエイティブ創業スクール 26年度受講修了)

身延山の山間、土産物屋が立ち並ぶ門前町で

武州屋

日蓮宗総本山・久遠寺がある身延山の山間、土産物屋が立ち並ぶ門前町に現在土産物店として「椎茸と湯葉の専門店 武州屋」はあります。「武州屋」の歴史は古く、明治の時代、身延を訪れる参拝客のために“峠のお茶屋”として創業したのが始まりで、佐野信さんは店を立ち上げた父親から、伝統とともに事業を受け継ぎ、親子2代で「武州屋」を経営しています。

佐野信

佐野さんは、東京で大学を卒業後、飲食店などで接客の修行を積み、結婚を機に家業を継ぐため山梨に帰りました。ネット販売や甲州ワインの販売促進事業を拡大するため、日本のワインについての講義を受けていた「自由大学」で創業スクールが開校されることを知り、通い始めました。

創業スクールで受けた刺激

創業スクールでは良い刺激をたくさん受けたと、佐野さんは言います。自分のビジネスプランを発表するため、講義の中で「事業計画書」を作成した際、非常に苦労したそうです。作成段階でクラスメイトが互いの計画書をチェックし、意見交換を行います。佐野さんも、厳しい指摘やアドバイスを受けました。
「計画書ひとつ作成することがこんなに大変だとは思っていなかった」
「事業というのは計画段階から始まっていて、ビジョンがしっかり描かれていないと事業計画を練ることはできないということが身にしみてわかりました」
創業スクールで作成した事業計画書は、助成金の申請や地域活性化委員会などへ活動計画を伝えるために、今でも非常に役立っているそうです。

また、講義が終わった後、クラスメイトと飲みに行くのが楽しみだったと言います。
「創業スクールのクラスメイトは、業種や年代、出身地域などがバラエティに富んでいて、個性豊かでとても面白かった。素晴らしい仲間に出会えました」。「クラスメイトが互いに刺激し合えたことが、議論を活発にし、良い結果を生み出したと思う」。卒業後はSNSでグループを作り、今でも仲間同士で事業の進捗状況などを報告し合っています。

事業を通じで町全体に活気を

佐野さん

「身延の活性化に繫がることなら、とにかく何でもやりたいんです」。
「武州屋」で椎茸や湯葉などを販売しながら、地元の食材を使った新名物の開発を手がけるなど、佐野さんは様々なことにチャレンジしています。「今、若い世代が帰ってきて、みんなで身延の町を盛り上げていこうと町全体が活気づいている。互いに協力し合い地元を活性化させることが、自分たちの事業を伸ばすことにも繫がるんです」。個々の事業だけでなく、より大きな視野に立って経営を俯瞰する佐野さんの力の根源は、深くて大きい地元への愛にあったようです。

jiyuudaigaku

自由大学クリエイティブ創業スクール /株式会社スクーリング・パッド

和泉里佳さん

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自由大学クリエイティブ創業スクールでは、「学びたい」という受講生の自主性を大事にし、講師が一方的に話すのではなく、受講生が自分で考えて発言するインタラクティブな講義を目指しています。また、多様なバックグラウンドを持つ仲間を作ることは、創業後の大きな力になると考えているため、受講生同士の交流もサポートします。多方面で活躍するゲスト講師を当スクール開講元の「自由大学」から招くなど、ユニークで様々な刺激を受けられる講義は好評をいただいています。佐野さんは、地元愛に溢れ、個人の商売だけでなく地域全体を活性化して盛り上げていきたいという想いの強い方です。エネルギッシュで優しく明るい人柄は、きっと地元の方々からも愛されているのでしょうね。

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