次世代にバトンタッチしていきたい

的場園製茶工場 / 的場 龍太郎(東京都)

特定非営利活動法人 NPOビジネスサポート

現在の事業について教えてください。

日本三大銘茶のひとつ「狭山茶」の最大生産地である埼玉県入間市で4代にわたり、製茶販売業を行っています。先代から受け継がれてきた技術を駆使し、時代のニーズにあわせた製品開発にも取り組んでいます。

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創業しようと思ったきっかけを教えてください。

農家の高齢化の波や後継者不足、食生活の多様化によりリーフ茶の需要が減退しています。若い世代や海外の方にもお茶の素晴らしさを伝えたい、と今までの概念にとらわれない提案や、耕作放棄茶園の再利用、新しい分野でのお茶の用途を見つけられば、と思ったことがきっかけです。

創業スクールに通って学んだこと、得たこと、ご自身の考えが変化したことなどを教えてください。

他の産業以上に農業は地域の同業者や異分野の仲間と協力していけなければいけない、ということを感じました。独りよがりな意見では、なかなか受け入れてはもらえません。

創業スクールでは、まず第一に「自分の頭の中で考えていることを目に見える形にすること」、第二にそれを「誰にでも分かりやすく伝えられること」を学びました。創業スクールで学んだことを活かし、一人でも多くの協力者を得ていきたいです。

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 創業前・創業してから苦労したこと、それに対し創業スクール担当者や講師などのサポートを得て乗り越えたことを教えてください。

商品のマーケティングなど専門外の部分で苦労をしています。創業スクールの先生方には、製品の特性を見極め、どこにターゲットを置き、どんな販促が必要なのか、といった実践的な内容を教えて頂きました。

またデザイナーや成分関係の専門家など自分には不足している人脈を繋げていただき、新しい刺激と可能性を次々と与えていただいています。

今後の目標・展望を教えてください。

まずは多くの方に狭山茶の魅力を伝えられる製品を生み出し続けること。農業で一番大切なことは「繋げていくこと」だと学びました。長い歴史のある狭山茶を次世代にしっかりとバトンタッチしていきたいです。

1701 ②-3的場園新製品地元飲食店特設ブース

 

③ 的場さん 講師と相談写真-

特定非営利活動法人NPOビジネスサポート

青野 忠義

詳しく知る

的場さんは、結婚を機に地元の茶葉生産業界が直面する課題に触れ、新分野開拓に挑戦したいと、第二創業スクールにお仲間にも積極的に声をかけ、応募されました。
当スクールでは、まず応募段階での面談にて、応募の背景や創業目標、さらに第二創業固有である、先代との継承の課題等をお伺いしています。
その内容を講師陣が共有し、受講生ごと、創業段階ごとの課題と授業内容の適合を図り、創業後にも独自作成したテキストを有効活用してもらえるよう努めています。
スクール終了後は、的場さんを中心に受講生有志のグループ学習や講師に相談できる場を立ち上げ、参加者の製品を扱うマルシェの開催、地域の人脈作り、次年度の創業スクールの受講者も巻き込み、スクールをきっかけとした地域の輪が広がっています。

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