• 開催案内
  • 1次審査結果(セミファイナリスト20名)提出プラン一覧
  • ファイナリスト決定創業スクール10選

平成30年度潜在的創業者掘り起こし事業
アントレプレナージャパンキャンペーン(EJC)

第5回全国創業スクール選手権 開催報告

平成31年2月14日(木)、JPタワー ホール&カンファレンス(東京都千代田区)にて、経済産業省滝波政務官ご出席のもと、第5回全国創業スクール選手権を開催いたしました。全国124件の選りすぐりのビジネスプランの中から、一次審査(書類審査)・二次審査(面接審査)を勝ち抜いたファイナリスト10名によるプレゼンテーションが行われました。6名の審査員による審査の結果、経済産業大臣賞1名、中小企業庁長官賞4名が選出されました。また、地域に根ざした創業支援の取り組みや受講者満足度調査で高い評価が得られた実施主体を「創業スクール10選」として選出し、表彰を行いました。
ホワイエでは、”創業スクール修了生による事業PRブース”、”優れた創業支援の取り組み紹介ブース”、”創業に関する相談コーナー”を設置し、創業支援者・創業者・創業希望者の連携を創出し、創業支援の向上を図りました。

中小企業庁 奈須野経営支援部長 開会挨拶


奈須野 経営支援部長
ただいまご紹介いただきました、中小企業庁経営支援部長 奈須野でございます。「第5回全国創業スクール選手権」の開催にあたりまして、一言御挨拶を申し上げます。 皆様よくご存じのとおり、我が国の開業率は、残念ながら欧米の半分以下の水準でございます。この状況を改善すべく、私どもは創業支援に取り組んでいるところでございます。創業スクール事業につきましては、昨年度から、一定水準を満たす全国の創業スクールを認定させていただく制度に移行し、地域における自立的な創業支援活動の広がりを促進しているところでございます。 この認定創業スクールの代表者と、国が連携コンテストと位置付けた地域のビジネスプランコンテストの代表者が集って、地域のロールモデルと成り得るビジネスプランを発表する全国創業スクール選手権、これは私どもにとって、潜在的な創業者を掘り起こすための重要な政策の柱となっております。
第5回目となる今回は、認定創業スクール、連携コンテストから124のビジネスプランの応募がありました。各認定創業スクール及び連携コンテスト関係者の皆様方におかれましては、積極的に本事業にご協力いただきましたこと、改めて御礼を申し上げたいと思います。

本日、ファイナリストとして登壇いただく10名の方々は、この124のビジネスプランから選び抜かれた方々でいらっしゃいます。いずれも優れたアイデアや御自身の経験を活かして、新たな事業に挑戦し、創業に向けて熱意をもって取り組んでおられると伺っております。本日のコンテストが、会場の方々に多くの気付きを与える、有意義な機会の場となることを期待しております。 また審査をしていただきます6名の先生方におかれましては、いずれも各分野で御活躍されており、地域における創業について、知見の深い方々でいらっしゃいます。ファイナリストに対して、的確にかつあたかかく審査をしていただけるものと思っております。
  さらに、本イベントはアントレプレナーシップジャパンキャンペーンと称しまして、創業スクール選手権だけでなく、様々な創業支援に関する交流の場を設けており、全国的な創業機運の醸成に繋げてまいりたいと考えております。
本日のイベントが、全国津々浦々の創業環境を充実したものにする一助となることを期待しますとともに、本日お集まりの皆様の御発展と御健勝を祈念いたしまして、私の挨拶とさせて頂きます。

ファイナリストプレゼンテーション

プレゼンテーションでは、実施主体担当者の応援演説から始まり、ファイナリストによるプレゼンテーションの持ち時間各6分で、ご家族・ご友人の仲間からの温かい応援を受けながら、ビジネスプランを披露。プレゼンテーション後に、審査員から質問を受け、応答しました。それらのやりとりを通じさらに熱を帯び、あるときは会場内を和やかな雰囲気で満たし、決勝大会らしい接戦が繰り広げられました。10名のプレゼンテーションの後に、6名の審査員による審査会を行いました。

南部 歩美さん 富山県

ビジネスプランテーマ

藍からつながる地域づくり
~人のめぐり 水のめぐり 未来へと~

  • 認定創業スクール夢を叶える☆とやま創業スクール
  • 実施主体名称アシステム税理士法人

團上 祐志さん 愛媛県

ビジネスプランテーマ

アートによるグローカルフロンティア形成と
インバウンド貢献

  • 連携コンテスト第5回いよぎんビジネスプランコンテスト
  • 実施主体名称株式会社伊予銀行

筒井 美穂さん 岡山県

ビジネスプランテーマ

日本茶の魅力を創造し暮らしを彩る
日本茶との出会いを届けること

  • 連携コンテストビジネスプランコンテストおかやま
  • 実施主体名称岡山県

今井 さゆりさん 新潟県

ビジネスプランテーマ

経験豊富な看護師による添乗、救護

  • 認定創業スクール創業塾2018
  • 実施主体名称上越商工会議所

小野 司さん 長野県

ビジネスプランテーマ

シードルを造る学べる廃校活用型醸造所

  • 連携コンテスト信州ベンチャーコンテスト2018
  • 実施主体名称信州ベンチャーコンテスト実行委員会

久保田 空さん 鹿児島県

ビジネスプランテーマ

発達や学習に困り感のある子どもと家族が
笑顔で学ぶことばの教室

  • 認定創業スクール薩摩川内市創業スクール
  • 実施主体名称川内商工会議所

毛塚 哲生さん 栃木県

ビジネスプランテーマ

栃木県の伝統的な農産物である【かんぴょう】を
本気で後世に繋ぐ

  • 連携コンテスト第3回 とちぎんビジネスプランコンテスト
  • 実施主体名称株式会社栃木銀行

井上 格さん 長野県

ビジネスプランテーマ

グルテンフリー・アレルゲンフリー穀物の
信州産ソルガムの普及拡大による、
人と地域の課題解決事業プラン

  • 認定創業スクールながの地域創業スクール
  • 実施主体名称長野商工会議所

小林 敬明さん 東京都

ビジネスプランテーマ

世界初、追記アプリAxelaNoteとAIを用いた
教育生産性向上

  • 連携コンテスト第15回 みたかビジネスプランコンテスト
  • 実施主体名称株式会社まちづくり三鷹

本多 夏帆さん 東京都

ビジネスプランテーマ

「子育て世代を応援する」地域密着
コワーキングスペースの運営

  • 連携コンテストむさしのビジネスプランコンテスト
  • 実施主体名称株式会社マネジメントブレーン

プレゼンテーションの後は、会場に来てくださった参加者とファイナリストの交流会を開催。ファイナリストへの応援ボードを設置し、参加者からファイナリストへたくさんの応援メッセージを届けました。

創業スクール10選表彰

平成30年度、全国の認定創業スクール95の中から、地域に根ざした創業支援の取り組みや受講者満足度調査で高い評価が得られた実施主体を「創業スクール10選」として選出しました。当日は、中小企業庁 奈須野経営支援部長より表彰を行いました。

奈須野経営支援部長(前列右)、末富創業・新事業促進課長(前列左)と創業スクール10選の実施主体ご担当者 12名によるフォトセッションの様子

創業スクール10選 ベストプラクティス賞(5年連続創業スクール10選)

地域 実施主体名
東京都 一般社団法人練馬区産業振興公社

創業スクール10選 特別賞

地域 実施主体名
大阪府 株式会社近畿大阪銀行

創業スクール10選

地域 実施主体名
茨城県 ひたちなか商工会議所
東京都 株式会社町田新産業創造センター
新潟県 上越商工会議所
山梨県 株式会社山梨中央銀行
長野県 千曲商工会議所
静岡県 三島商工会議所
岡山県 岡山商工会議所4年連続
岡山県 株式会社中国銀行
鹿児島県 川内商工会議所3年連続
沖縄県 コザ信用金庫3年連続

当日ホワイエにて、創業スクール10選実施主体によるブース出展を行い、創業支援事例紹介と参加者との意見交換を実施しました。受講者の募集・カリキュラムや講義の工夫・ビジネスプランブラッシュアップや創業までのフォローアップなどのノウハウを共有できる場となりました。

経済産業省 滝波宏文経済産業大臣政務官 挨拶


滝波 宏文 経済産業大臣政務官
      参議院議員
ただいまご紹介をいただきました、経済産業大臣政務官の滝波宏文でございます。全国創業スクール選手権に先立ちまして、経済産業省を代表し、一言ご挨拶申し上げます。
まず、全国95の認定創業スクールと全国38のビジネスプランコンテストの代表である計124件のビジネスプランから、さらに選び抜かれた10名のファイナリストの方々、本日は誠におめでとうございます。受賞者の皆様は幾重もの審査を通過され、私どもが想像もつかないような努力をされた上で、様々な思いを持って本日この場にいらっしゃると思います。先ほど行われたプレゼンテーションも、いずれも熱い想いが溢れる素晴らしいものだったと伺いました。心から敬意を表します。
また、この場をお借りしまして、私がスタンフォード大学の客員研究員の時に知遇を得ました、この選手権の審査員長でもある各務教授が、このようなハイレベルなコンテストを築き上げてこられたことに対しまして、尊敬の念を表したいと思います。
さて、起業・創業分野においては、政府として、開業率を欧米諸国並みの10%台に引き上げるという目標を掲げております。その実現に向けて、政府は、例えば市区町村が民間事業者と連携して行う創業支援の取組を後押ししています。創業支援に関する計画を国から認定された市区町村は、昨年末時点で1,419、人口カバー率では実に97%に達しまして、創業支援の輪は全国津々浦々に確実に広がっています。 一方で、開業率10%台という目標の達成に向けましては、潜在的な創業者の掘り起こしもまた必要不可欠です。開業率向上の1つのカギは、より多くの人に創業に対する理解と関心を深めてもらうことにあると考えております。 そのため、政府としては、昨年7月の改正産業競争力強化法の施行により、従来の創業に対する支援に加え、創業機運を醸成する普及啓発の事業についても新たに支援を開始したところです。昨年末時点で、既に100を超える市区町村が民間事業者と連携してこうした事業を実施しており、この法改正を皮切りに、今後、地域における創業への理解と関心がますます深まり、日本全体の創業機運が盛り上がっていくものと確信しております。 また、地域の創業の推進に加えて、グローバルで戦い勝てるベンチャー企業の創出にも取り組んでおります。政府は、世界各地に日本のスタートアップの海外展開を支援する「ハブ」を設置し、スタートアップの海外での成長を徹底支援してまいります。また、ベンチャーに開かれた政府調達の仕組みづくり等の取組も進めています。
昨年6月にはグローバルに活躍するスタートアップを官民で集中支援する取組として、「J-Startup」プログラムに着手したところであります。
私としても、政務官に就任してから「グローカル成長戦略研究会」を立ち上げました。人口集積が小さく、人口減少の最前線である地方とグローバル市場を繋ぎ、人口制約下でも成長できるとの自信を我が国に確立することを目指し、自ら取り組んでいます。皆様が創業したビジネスが、より大きく全国に、そしてグローバルにも飛躍されることを期待しております。

現在、日本を代表するような大手企業も、昔はいち創業者でした。起業・創業と言うと、どうしても海外に勝てないイメージをお持ちかもしれませんが、私はそんなことはないと考えております。先ほどお話をいただきました山本様、飯田様をはじめとして、過去のファイナリストの皆さまも、その後、精力的に販路開拓や事業拡大に取り組まれ、この受賞を一つの契機として、大きく飛躍されているわけであります。
本日のファイナリスト10名は、業種や地域も様々ですが、今後日本を創業先進国に導くような、ますますの御活躍を心より期待申し上げます。
最後になりますが、本日お集まりの皆様の御発展と御健勝を祈念申し上げまして、私の挨拶に代えさせていただきます。本日は誠におめでとうございます。

受賞者

経済産業大臣賞

小野 司さん 長野県

ビジネスプランテーマ

シードルを造る学べる廃校活用型醸造所

  • 連携コンテスト信州ベンチャーコンテスト2018
  • 実施主体名称信州ベンチャーコンテスト実行委員会

名誉ある賞をいただき、大変光栄です。13年前に委託醸造で始めたシードル造りは、2年前に仲間と共に自家醸造を決意するに至り、その思いを受け止めてくださった多くの方からアイデアやチャンス、そしてご支援をいただき、開業することができました。多くの方とビジョンを共有し、計画を見直しながらコツコツと取り組んだことで夢の実現に結びついたと思います。これに満足することなく、日々改善と挑戦を続けたいと思います。

  • 事業概要
    長野県北部のりんご農家3軒が出資し、廃校となった小学校校舎の職員室を活用して、シードル(りんご酒)の醸造所開業を目指しています。低アルコールでビタミンやミネラルが豊富なシードルは、近年の健康ブームを背景に、世界各地で市場が急拡大。国内でも30〜40代の女性を中心に支持を集め、この3年間で国内市場は1.2倍に成長しています。地域で初めてとなるシードル醸造所は、特産品であるりんごの高付加価値化とともに、廃校の再利用という地域課題の解決につながる試みとして注目を集めています。
  • 創業の動機
    国内のりんご生産地では、生産者の高齢化と後継者不足、若者のりんご離れによる消費量が減少し大きな岐路に立たされています。父が経営するりんご農園では10年以上前から、ワイナリーに委託醸造した自社ブランドのシードルの販売を行ってきましたが、同じ地域内に醸造委託先がないため、醸造ノウハウを持つ人材が育たず、新規の参入や増産も難しいという課題を抱えていました。大学卒業後、東京でIT関連の仕事をしていましたが、地元のりんご農家の仲間の協力を得て、醸造事業の起業を決意。これを期に故郷に戻り、父親からりんご農家の引き継ぎもおこなっています。起業・就農前から、日本シードルマスター協会を設立するなど、シードル文化の普及に努めてきましたが、醸造所設立では、子どもたちがいなくなった廃校を再活用することで、多くの人が集まり人的活性化に結びつくと考え、シードルの生産と同時に、シードル産業の担い手となる地域の人材の育成にも力を入れる計画です。
  • 将来の目標
    10年後の目標として、シードルを愛する文化を地域に育み、おしゃれでカジュアルな田舎と、地域の若手が安心して活躍できるりんご産地の実現を目指します。

中小企業庁長官賞

今井 さゆりさん 新潟県

ビジネスプランテーマ

経験豊富な看護師による添乗、救護

  • 認定創業スクール創業塾2018
  • 実施主体名称上越商工会議所

この度はこの様な素敵な賞を頂き有難うございました。創業スクールの方、審査員の方からのアドバイスにより、ビジネスプランが具体的になる事ができました。何より多くの方に応援していただき、自身の企画に自信を持つことができました。添乗看護師によりたくさんの方の笑顔が見られるよう実行していきます。

  • 事業概要
    修学旅行やスポーツ合宿、旅行などに、看護師を派遣・添乗させる業務です。スポーツやその他イベントでの待機業務の他、介護が必要な人の旅行や冠婚葬祭の添乗を行います。
  • 創業の動機
    各種スポーツ大会や集団行事などを実施する際に、医療関係者の待機が義務付けられるケースが増えてきましたが、新潟県では、派遣看護師が広く認知されておらず、また派遣会社自体がないため、看護師の派遣を希望する際は、関東地区の派遣会社に依頼しています。そこで、看護師の派遣・添乗の窓口をつくれないかと考えました。
  • 将来の目標
    冠婚葬祭をはじめ、老人ホームの入居者・家族など、個人が利用しやすいように、運営会社との提携を考えています。また、2年後を目標に、各地への添乗、派遣ができる登録看護師を備え、活動範囲の広がりに合わせて法人化を目指します。

中小企業庁長官賞

毛塚 哲生さん 栃木県

ビジネスプランテーマ

栃木県の伝統的な農産物である【かんぴょう】を
本気で後世に繋ぐ

  • 連携コンテスト第3回 とちぎんビジネスプランコンテスト
  • 実施主体名称株式会社栃木銀行

このような素晴らしい賞をいただき、大変光栄です。これまで、たくさんの方々にご支援・ご協力をいただいたおかげで、この賞を受賞できました。本事業は今春から作付け開始と、これからが本格的な事業の始まりとなります。いただいた賞を励みに、より一層のかんぴょう生産振興に取り組んでまいります。

  • 事業概要
    栃木県の代表的な農作物「かんぴょう」は、手間のかかる作業を個々の生産農家が行ってきました。これを法人として雇用就農を図ることで、労働の負荷軽減、農地の集約化や設備の大規模化で効率的に事業を行います。こうした取り組みにより、持続可能なかんぴょう生産、および、生産農業所得の向上を目指します。
  • 創業の動機
    近年では生産者の高齢化で生産量が減少し、相場も高止まりの傾向にあります。かんぴょう存続の危機に、生産振興に本気で取り組むべく本事業を立ち上げました。かんぴょう生産を辞めてしまった農家にも参加いただき、若手への技術継承も目指します。
  • 将来の目標
    就労希望者に合わせたキャリアプランや人財育成に力をいれ、将来にわたって安心して働ける環境の構築を目指します。国際競争力をより一層強化するために、安全・安心で品質の高い栃木の農産物の生産に挑戦します。

中小企業庁長官賞

井上 格さん 栃木県

ビジネスプランテーマ

グルテンフリー・アレルゲンフリー穀物の
信州産ソルガムの普及拡大による、
人と地域の課題解決事業プラン

  • 認定創業スクールながの地域創業スクール
  • 実施主体名称長野商工会議所

この度は素敵な賞を頂き誠に有難うございます。ソルガムという名前自体を初めて聞いたという方も多いかもしれません。地方にはポテンシャルがまだまだあり、信州産ソルガムもその一つだと考えています。何かを新たに始めたり、物事を動かすときには、とても勇気やエネルギーが必要です。私たちもまだまだ最初の一歩を踏み出したに過ぎず、今後も信州産ソルガムの普及拡大に取り組んで参りますので、ぜひ、信州産ソルガムへの応援を頂けますと幸いです。

  • 事業概要
    グルテンフリー、アレルゲンフリーの食材として注目を集める信州産ソルガムの製造・加工・販売を担う事業です。ソルガムは、日本の食品表示法による27品目のアレルゲン物質や、小麦や大麦などに含まれるタンパク質の一種、グルテンを含まないことから、アレルギー体質の方や、ダイエットや美容に興味のある健康志向の方に、魅力的な食材であると考えています。
  • 創業の動機
    長野市から信州産ソルガムの普及促進事業の話をいただき、長男が小麦アレルギーを持っていたこともあり、真剣に取り組める事業であると考え、今回の創業にいたりました。
  • 将来の目標
    信州産ソルガムが、小麦アレルギーやビーガン、健康志向の方々の選択肢となること。また、長野市及びその周辺の地域における農業の担い手不足や耕作放棄地問題の解決の一助となることを目標としています。

中小企業庁長官賞

小林 敬明さん 東京都

ビジネスプランテーマ

世界初、追記アプリAxelaNoteとAIを用いた
教育生産性向上

  • 連携コンテスト第15回 みたかビジネスプランコンテスト
  • 実施主体名称株式会社まちづくり三鷹

イノベーションを提唱した経済学者シュンペーターは、満足できる石けんを作るだけでは十分ではなく、人々が「洗う」ように誘導する必要がある、と説きました。私は今回の受賞をきっかけとして、AxelaNoteの開発を加速させるだけでなく、AxelaNoteを用いることによりデジタルトランスフォーメンションが実現できることを市場に働きかけてゆきたいと考えております。

  • 事業概要
    AxelaNoteは文書作成・閲覧ソフトで表示した文書の上に自由に書き込みができるメモアプリです。半透明の仮想ペーパーを重ねて追記するため、元の文書を誤って書き換えてしまったり表示が崩れたりすることがありません。AxelaNoteデータをAIが分析し、効率的な学習方法を提案する教育向けAIソリューション事業を計画中です。
  • 創業の動機
    社会人になって以来20年近く、電子資料にメモができたら便利だと思っていました。世界中の人が感じているはずの不便を解消し、世の中を変えるためには自らイノベーションを起こすしかないと思い立ちました。
  • 将来の目標
    言語や文化に依存しないアプリでグローバル展開も容易です。世界中でペーパーレス化とデジタルトランスフォーメーションを加速化できると確信しています。


安藤中小企業庁長官(前列左から六番目)、滝波経済産業大臣政務官(前列右から六番目)、と審査員6名(後列)、ファイナリスト10名によるフォトセッションの様子

審査員長総評

審査員長
東京大学教授 産学協創推進本部
イノベーション推進部長

各務 茂夫氏

それでは審査員6名を代表いたしまして審査の総評をさせていただきたいと存じます。 先程、滝波先生からご紹介がありましたように、今回は95の認定スクール、38の連携コンテストが参画し、応募総数124もの選りすぐりのプランの中から、20のセミファイナリストが選ばれ、そして本日10名ののファイナリストの方々とご一緒したことになります。まさに選りすぐりの中からさらに選りすぐりを集めた、大変優れた事業化提案をお示ししていただいたと思います。審査員を代表しまして、先ずは皆様方10名のお一人お一人におめでとうと申し上げたいと存じますし、それからここに至るまで、10名の方々を支えたそれぞれの認定スクールの先生方、あるいは連携コンテストの主催者の方々、ご家族、ご友人、またメンターの先生方に対して、あらためて敬意を表したいと存じます。皆様のサポートがあってこそ10名の方々がここにいらっしゃるのだと思います。大変すばらしいプランを拝聴させていただきました。有難うございます。

私もこの5年、ずっとこの創業スクール選手権に審査員としてご一緒させていただいておりまして、先程、第1回受賞者の山本さんからお話がございましたように、こういうと山本さんには叱られるかもしれませんが、発表される事業化提案が年々レベルアップしているような感じがします。これは大事なことでして、認定スクールも連携コンテストも、ここにいらっしゃる皆様方もそれぞれレベルアップをして、いわばお互いが切磋琢磨してスパイラルのように上にレベルアップしてきており、それが今年かなり顕著に表れているように感じます。今回は、掛け値なしの激戦だったというように私は思います。審査員も大いに悩みまして、限られた時間の中で結論を出すという大変しんどい思いをしまして、結論を出したわけでございますが、審査は既にご案内のとおり4つの項目に基づきまして審査をいたしました。
自己実現、事業の持っている実現性・優位性、新規性・独自性、さらには地域の視点いうものがございまして、今年に限りましてということではないのですが、地域というものをどう事業化に組み込んでいるかを重要視したわけでございます。 皆様方それぞれの今回のご提案の事業がその地域でなされることの必然性、あるいは地域が持つ事業としての差別性、優位性をどうお考えになっているかというあたりに今回重きを置かせていただきました。
審査のプロセスを少しご披露いたしますと、4つの項目を基に各審査員がファイナリスト一人一人を評価します。審査員にはこの点数をベースに、10名の中から1位、2位、3位を決めていただくというやり方を取りました。各審査員としましては、いわゆるキラリと光るものが違うこともあるわけでございますけれど、4つの項目に従いまして1位、2位、3位を出していただきまして、全員の投票を集計いたしまして、そしてディスカッションし、結論に至ったわけでございます。
繰り返しになりますが、掛け値なしの激戦でございまして、限られた時間の中で議論をし、おそらく皆さんも感じ取られていると思いますが、どのご発表も、どの事業提案も素晴らしいと思いました。どれも実現の可能性があるかなと思いますし、是非とも、事業化に向けてさらに進めていただきたいと思っております。
審査の総評ということですので、敢えて申し上げますと、今回5名の方が受賞され、そうでない方が5名いらっしゃったとして、その2つのグループに何か違いがあったかと問われれば、何と答えることができるでしょうか。その前に今回ファイナリストの皆様に共通に感じたことを述べたいと思います。創業にいたる動機の部分、これは皆様大変強いものがお持ちだと思いますし、その動機が強ければ強いほど、どんなにこれから事業化するにあたり困難にぶち当たっても折れない心を持って事業化に邁進されると思います。

もうひとつ、今年の特徴的なものとして、たとえば看護師さんのフリーランス問題、あるいは言語聴覚士のフリーランスといったような、例えば米国シリコンバレーで一般化しつつあり、専門職のおそらく45、50%位がフリーランスの世界になっていますが、その波が日本にもが来つつあることを感じました。今後の我が国における働き方改革等々の大きな流れを掴んでいる事業プランがあったということが、今回の特徴であったと思います。
一方で、もし仮に今回受賞されたプランと受賞を逃がしたプランとを分け隔てるものを敢えてあげるとすれば、一つ目は、お一人で始める個人事業主のような事業から、チームビルディングを伴う形でどう事業を拡大・スケールさせるか、あるいは先程、飯田さんがお話されたように、事業を「点」ではなく「線」で繋げる、更には「面」でやる、といったことがどの程度プランの中に盛り込まれているか、という点です。従って3年後と5年後、どの程度の規模の事業を想定し、その間に、 いかに自分とビジョンを共有する仲間と一緒にマネジメントチームをつくるか、どうやって事業をスケールさせていくのかといったあたりの部分に今回どの程度考えを広げていらしたか、その想定にどの程度リアリティがあるかというところが、受賞したプランには相対的に強く打ち出されていたのかなということを感じます。
もう一つは、今回10名のうち、お二方がまだ開業されておられないわけですが、実際に創業されてオペレーションを開始した方々は、既にマーケットとキャッチボールをされ、そこからフィードバックがあり、そして事業としてのPDCAを回していることから感じられるリアリティ、そのビジネスのニオイがプンプンと感じられることがビジネスプランとしての説得性を持つのだと思います。ここに違いが表れたということなのでしょう。今回賞を取られなかった方はこれからが勝負ですので、事業を開始し、そこでPDCAを回して、ビジネスプランに説得性をもたらすことができるのでしょう。どのチームにおいても今後実際マーケットとのキャッチボールを通してしていかにしてオペレーションの中の困難に直面し、そのオペレーションの問題をひとつひとつ潰していくプロセスの中にリアリティが出てくると益々素晴らしい事業化提案になると思います。

最後にもう一度繰り返しになりますが、10名の方々、10の事業化提案、どれも例外なく大変素晴らしいと思っております。是非とも前に進んでいただいて地域のロールモデルとなっていただきたいと思います。最後にもう一度おめでとうと申し上げまして、総評とさせていただきたいと思います。
おめでとうございました。

創業フェス

創業を支援する事業者や過去の創業スクール受講生等によるPRブースを設置し、創業支援者・創業者・創業希望者の連携を創出し、創業支援の向上を図る「創業フェス」を開催しました。

優れた創業支援の取り組み紹介ブース

創業スクール10選 、全国のビジネスプランコンテスト情報、創業に関する情報・ノウハウを情報交換していただきました。

創業スクール修了生による事業PRブース

創業スクールで作成した「ビジネスプラン」を形にし、創業した修了生が「商品」や「サービス」をPRしました。

※敬称略

氏 名 企業・事業名 事業内容 受講した創業スクール
実施主体名(受講年度)
山本 清美 イガピザ 伊賀米の生産販売「阿山農産」の米粉と三重県産小麦、地の野菜、 ジビエなどの材料を里山の薪でピザに!ドルチェに! 伊賀市商工会 伊賀地域創業 スクール2014(平成26年度)
https://www.facebook.com/igapizza/
小西 隆博 写真・映像制作 写真・映像制作歴25年。HP用の写真や映像制作も行っております。 川口商工会議所 川口創業 スクール(平成29年度)
http://takahirokonishi.com/
宮﨑 敬 株式会社オフィス
ソリューション
残業削減と休暇取得促進に必要な生産性向上と人材育成、そして新しい 課題に前向きに取り組む組織づくりをお客様とともに考え、実現します。 株式会社マネジメントブレーン 本気で学ぶ むさしの創業 スクール(平成28年度)
https://www.office-sol.com/
小野 めぐみ 株式会社小瑠璃舎
思い出編集室
「思い出編集室」では、簡単に手放せないお気持ちに寄り添って、場所を 取らない形のリメイクをご提案。小さな「本」や「額縁」などをおつくり いたします。 一般社団法人せたがや中小企業 経営支援センター せたがや 創業スクール(平成28年度)
http://omoide-office.com/index.php
中林 あゆみ 富士山着物工房 織物の町、地元富士吉田の生地を使った子供着物の製作販売。ハタオリ マチ(富士吉田、西桂)で織られた生地を使った着物や出産祝いに選ば れるファースト着物、ママが着せられる七五三の羽織袴など。 都留信用組合 山梨県富士 東部地域 創業スクール
(平成28年度)
https://www.kodomokimono.jp/
仲野 耕介 tunneldesign株式会社 デザイン事務所、tunnel design(トンネルデザイン)です。ブランディ ング/企画/グラフィック/プロダクト/インテリア/webなど、幅広く 手がけています 城南信用金庫 創業支援 スクール(平成30年度)
http://tunneldesign.co.jp
矢吹 光弘 クリエイティブレックス うちの仔とは、福島県で2万部発行しているペットと生き物がテーマの フリーペーパー。特長として、生き物をテーマに、民・官、営利・非営 利団体の内容を掲載しています。広告収入で運営しています。 一般社団法人グロウイング クラウド ビジネスモデル ブラッシュアップ講座
(平成29年度)
http://www.uchinoco.club
木村 雅俊 ア-ス和-ズ株式会社 昼と夜、別の顔を見せる空間。木の柱が、天井、壁が灯る。自然美を活 かし、不燃・難燃の安全で、心を癒やす和の灯り。ア-ス和-ズ・プロ デュース『WOODING LIGHT』 メトロ設計(ベンチャーステー ジ上野)台東スタートアップ 創業スクール(平成26年度)
http://wakaden.co.jp/

創業に関する相談コーナー

「ビジネスプランってどのようにつくるのか?」「収支計画や事業計画をどのように作ったらいいか?」「販路拡大をするにはどうしたらいいか?」「資金調達の仕方を相談したい」「活用できる補助金などを知りたい」などなど、金融機関・専門家に気軽に相談していただきました。

企業・団体名
信用保証協会 日本政策金融公庫

出展ブースMAP